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HARD WHEELS? or SOFT WHEELS?

様々なウィール

スケートボードを構成する大事な要素であるWHEEL(ウィール)には、様々な形や硬さがありますが、 その違いを知りたくても詳しく説明されている情報はなかなか見つからないと思います。 実際、使った人の感覚でありそれは絶対的な値ではないというのも事実。 自分の感覚を伝えても、別の人はまた違った感覚を覚える可能性が大いに考えられるため、 断定は避けざるを得ないでしょう。 あくまでも一つの参考として、今回はウィールの硬さについて解説をさせていただきます。

硬さを表す単位

現在スケートボードのウィールはウレタンという素材で作られています。 このウレタンの硬さをデュロメーターという単位で表されています。
このデュロメーターにはいくつかの規格がありますが、多くのウィールブランドが用いているのはAという規格。 現在はストリート・パーク向けは98A~101A、クルージング向けのソフトウィールは80A前後。 ダウンヒル・テックスライドには75A~101Aとざっくりこの様な区分で使い分けられています。

ハードウィールの特徴

ハードウィールとソフトウィール線引は非常に曖昧ですが、感覚として90A以上をハードウィールと認識しているように感じます。
ハードウィールは、ストリートやパークで滑るのに適しています。
カーブでグラインドやスライドをする際に、ウィールが当たっても硬さがあるためグリップしずらく流しやすいという点が大きいです。
またグリップしずらいため、パワースライドが入れやすく例えば180オーリー等した際に回転がしきれなくてもわざとスライドをさせて着地にもっていけたりもします。
その反面、硬いために悪い路面では振動を拾いすぎたり走る際の音が大きい、グリップが効きずらいので路面が良すぎるとスリップしてしまう等が挙げられます。
弊社取扱いでは、SPITFIREがハードウィールの代表的なブランドです。

ソフトウィールの特徴

ソフトウィールは感覚的に90A未満をソフトウィールと認識しているように感じます。 ソフトウィールは、クルージングやダウンヒル、スラロームなど走る事に長けています。
というのも、柔らかいため、路面の凹凸による衝撃を吸収するためです。また、グリップが強いため地面を掴み押し出す力に長けているのもその理由。
それらの理由から走ることに重点を置いた大きめのサイズや、シェイプのウィールが多数あります。
ソフトウィールでよく勘違いされがちなのが、ソフトウィール=パワースライドは出来ない。
ということ。これは大きな間違えでダウンヒルスライドやテックスライドの際に75A〜80A程度の柔らかいウィールを好む人は大勢います。
それらの柔らかいウィールは高品質なコンパウンド(ウレタン素材)を開発・改良されており、よりスムースに、より長くスライドができるのです。
クルーザーウィールとして定番の某有名ブランドのソフトウィールでは恐らくそうはいかないでしょう。(素材だけでなくシェイプなど他の要因も考えられますが。)
その逆にスライドではなく、グリップ力とスピードを求めて開発されたウィールももちろんあります。
それらのウィールはダウンヒルレースやスラロームで使われることが多いです。
弊社取扱いブランドではABEC11, SEISMICがソフトウィールのブランドにあたります。

まとめ

・ハードウィールは90A以上、ストリートパーク向き
・ソフトウィールは90A未満、クルージング、ダウンヒル、スラローム等走る事向き
・ソフトウィールでもパワースライドはできる

ソフトウィールは同じモデルでも硬さのバリエーションが細かくラインナップされていることが少なくありません。
2Aや3Aの違いを言葉だけで説明するのは非常に難しく曖昧ですので、
それぞれの違いを知るのは、やはり乗って感じるのが一番早く確実です。
まずは最初に使うウィールを自分の基準として、それ以上・以下という具合でベストなウィールを探すのが妥当でしょう。

文字だけでは伝えきれない事がスケートボードにはたくさんございます。 些細な疑問や、ご質問、ショップのご案内など気になることがございましたら是非下記までお問合せくださいませ。

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